可惜夜のファーストワーク「レヴィーバルカンのシュールな宇宙船」は、現代哲学の中の「構造主義」にテーマを絞り、さらに章ごとに取り上げる哲学者の考え方を選んで、それぞれを、思考や生き様に取り入れやすくなるようにわかりやすくアートにしたものです。純粋に「哲学ってどういうものなの?」「構造主義ってなに?」という方が、最初に触れる作品として最適なものになっています。

アートギャラリーATARAYOでは、第一章〜第十章のダイジェスト特別映像をご覧いただけます。

「レヴィーバルカンのシュールな宇宙船」は各章、物語編と解説編に分かれています。

物語編については、子供でも理解できる平易な言葉で、ごくありふれた日常の物語が描かれています。特に深読みせずに楽しんでいただければと思います。その状態で解説編を見ると、不思議なことに、いきなり解説編から見るよりも、ずっと哲学の理解度が深まっていることに気づくでしょう。哲学への愛着や好奇心も勝手に湧いてくる、そんな感覚をお楽しみください。ダイジェスト特別映像では、各章さわりの部分にはなりますが、第一章から第十章までの内容をご覧いただけます。物語編と解説編に分かれておりますので、ぜひそれぞれの世界観を垣間見ていただけましたら幸いです。

この作品を通じて、想像していたよりもずっと、哲学というものがすぐそこにある日常にいつの間にか入り込んでいることに、ちょっとだけ気づいていただけたら嬉しいです。やがてはそれが、あなたが生きるための密かな支えになるかもしれません。

それでは、最後までお付き合いください。

「レヴィーバルカンのシュールな宇宙船」

絵本のような物語と哲学の融合。現代哲学の中でも、実存主義を乗り越えた先に見出された「構造主義」について、主に4人の哲学者を取り上げて解説しています。その4人とは一体誰なのか。考えながらご覧ください。

本アートギャラリーでは、第一章〜第十章のダイジェスト特別映像(物語編と解説編)を公開しています。

※本編はギャラリー内ではご覧いただけません。本ページの下部に各章のタイトルと解説編で取り上げている哲学の内容を掲載していますので、ラインナップをご確認ください。本編の動画を全てご覧になりたい方は、本ページの最後(一番下)にあるバナーから詳細をご確認ください。

ダイジェスト特別映像・物語編

ダイジェスト特別映像・解説編

「レヴィーバルカンのシュールな宇宙船」は全15章(物語編・解説編:計30本)で構成されています。

▼第一章〜第十五章のラインナップはこちら▼

第一章

幼い妹は見えている世界が違う?人間が世界をどう捉えているのか、哲学を学んでいく上でベースとなる大事なことについて説明しています。

  

第二章

「右」と「左」という当たり前に疑問をもつ物語を通じて、言葉でできたこの世界の恣意性について紐解いていきます。

  

第三章

「トンネルを作る」がこんなに難しいことだったなんて。部分と全体について知ることで、世界の見え方が変わります。

  

第四章

価値を決めているものはなに?実存主義から構造主義へとシフトしていく流れにも注目です。

  

第五章

「自分次第で未来が変わる」という幻想を打ち砕く、構造主義の考え方についてじっくりと見ていきましょう。

  

第六章

人生が自分の思い通りにならずに悩んでいる人にとっては、カタルシスにもなり、耳にも痛い、そんな話。

  

第七章

魅力を感じるのは作品の向こう側に作者を見出しているから?作者と作品の関係に切り込む記号論の考え方について。

  

第八章

ポテトならなんでも同じ・・じゃない!のはどうしてだろう。その理由、デノテとコノテを知れば見えてくる。

  

第九章

エクリチュールって結局なに?哲学を学んだことのある人でも難しく感じる内容も、物語と一緒に飲み込めば、ほら。

  

第十章

歴史に関する物語と記号消費社会。一見、関連のなさそうなもの同士が、哲学の考え方で繋がる面白さを。

  

第十一章

「根本の見方からして、僕たちは食い違っている気がしていた。」

  

第十二章

原因と結果の法則を信じている人は多い。けど、それって本当?原因はそれだけ?物事はそんな単純には決まらない。

  

第十三章

言語を持っていなかったあの頃、僕たちはもっと、素晴らしい世界に生きていたかもしれない。

  

第十四章

「もう一度、あの夢を自分のものにしたいなら・・・」その答えは、意外なようで・・当たり前のことだった。

  

第十五章

たった一つの残酷な真実が、この世界で人とともに生きる苦しみを、ほんの少しだけ軽くしてくれるかもしれない。

  

  

第一章~第十五章の動画をご覧になりたい方へ

※詳細・お申込ページでは、
「フィロソフィカルアートを通じて哲学に触れることで何が起こるのか」
についても書いています。ぜひご一読ください。